ダイヤモンド・オンラインの記事
「総務や経理まで中国へ業務移転日本からホワイトカラーの仕事が消えていく」
これね、部分的には正しいけど全面的に「そのとおり!」とはいかないすね。
私の勤務する会社の日本法人も大連にオフィスがあって、中国人スタッフが日本の顧客への対応を行ってます。私は直接彼らと話したことはないのですが、日本の日本人スタッフに聞くと「やっぱり電話でのやりとりとかはちょっと微妙なケースがある」と。
社内の業務をアウトソースして、電話やメールが社内の相手だけってことであればなんとかなるけど、顧客対応をするには一歩足りない感じ。
しかも、日本の顧客は他の国の顧客よりもこだわる部分が多く、微妙な言い回しなんかも要求されるので単純にはできない。
もひとつ。
大連は市をあげて日本語教育に取り組んでいて、確かに日本語を話せる人も多い(らしい)。だから、社内に限ったバックオフィス業務をアウトソースするにはいい候補地であるのは確か。
でも、この仕組みがいつまで通用するかはわからないねぇ。結局中国もどんどん給与水準があがってきて、しかも日本語の読み書き・会話ができますなんていう特殊技能を持った人ならば更に給与に対する要求は強くなるでしょ。
いつかペイしなくなる時もくると思われ。
今日は、部屋の各ドアの取り付け。

まずは業者がやってきて、これから取り付けるドアを運び込んできました。
梱包材でカバーされた状態で壁に立てかけてます。フムフム、とりあえず良し、と。
このドアは TATA というブランド。以前に住んでいた家でも使っていたので品質に関してはこちらも承知済みで、特に問題もありません。
手前に写っているのは業者の取り付け担当者。当日は二人来ましたが、二人共会社のロゴ入りの作業着を着ています。うむ。フローリングの連中とは大違いや。

いくつもあるデザインの中から選んだのはこの二種類。
バスルーム(トイレ)とキッチンには真ん中に擦りガラスの入ったもの。
三つあるベッドルームのうち、二つにはシルバーの二本線の入ったもの。
あ、メインベッドルームだけ別のブランドのドアにしました。そんなわけでこの時はそこだけ無し。

これはドアを取り付ける木枠の部分ですな。
こちらでは門套(Men Tao)と呼びます。
発注したときに業者が寸法を計りにきて、それに合わせて大まかなサイズに切り出したものを持ってきてます。
で、実際に組み立てる時には現場で切った貼ったして微調整します。

まずはその門套の装着。
ドアと同じ大きさに組んだ治具に合わせて門套を組み合わせていきます。
組み合わせた門套を実際の入口に固定するのは、フォーム剤。
材質はよくわかんないのですが、発泡性のフォームを充填していって門套を固定します。最終的にこのすき間をカバーする化粧板を表面に付けるので、すき間があっても問題ありません。

ちょっと端折りすぎですけど、あとはドアを取り付けておしまい。
門套が現場合わせなので、ドアの丁番の位置決め・取り付けや、鍵穴の位置決めなんかもこの場で全部やります。
作業者二人で、計5枚のドアの取り付けを一日で終わらせました。
やっぱりフローリングの連中とは段違いなプロっぷり。
というかこれが当たり前でないと困るわい。


今日の工程は木製建具工事っすね〜。
「TATA」っていうとジョーダンで走ってたカーティケヤンをスポンサードしてたインド企業でしょうか?単に偶然同じなだけ?
ん〜画像で見る限りですがこれぞ本来求められる施工レベルですね!
門套(日本だと三方枠)固定のフォーム材って発泡ウレタンかな?
今日は安心して見ていられたのでは?(^-^)
しかし高そうな建具ですね〜日本の住宅ではお金かけるの玄関ドアぐらいだし…。
天井の間接折り上げやダウンライトも取付が済んでるみたいでかなり進みましたね!
あの TATA グループとは縁もゆかりもない純中国企業らしいです。
まぁ、施工に来た二人はどちらも愛想のあまりない無口な連中だったのですが、作業中材料の取扱いなども観察してましたが丁寧に扱ってました。
これ、値段的にはこちらの水準では安くはないものですが、それでも一枚2000元位なんじゃないですかね。(3万2千円位?)
ウチの店(電気屋さんみたいなの)も昔は従業員さんそれぞれの服装だったので
ジーパンにジャンバーみたいな電気屋ファッションも普通だったんですけど
私が仕事しだしてからは全員揃いのユニフォームに変えました。
とびきり軍服っぽい厳ついデザインです。
新入りの若い子が胸元開けたりしてたら、そりゃもうウチの弟がステンレスの曲金で頭ひっぱたいて着直させてます。
「仕事できねーなら、あいさつと服装ぐらいキチッとしやがれ!」って。
私もユニフォームは大事だと思います。仕事にあったユニフォームというのは存在するわけで、いわゆるオフィス勤めだってスーツ着てお客さんの前にいくわけですからね。
前にもどっかで書きましたけど、いい加減な仕事しても何しろ人が多い中国、需要はあるのが問題。
適当な身なりで適当なやっつけ仕事してもあの連中はあぶれないのが問題です。
中国って玄関で靴脱ぐんですか?(^_^;)
本来的には靴脱がない文化だと思います。
ただ、最近は靴脱ぐ家庭も多いと思います。差別的な言い方でアレですけど、貧乏なほど脱がない気が。
ただもともとが脱がない文化なので玄関周りは日本のように上がりがまちなんかはなく、当然フロアも同じ高さです。
私はこの綺麗なフローリングに、靴のまま上がる勇気は無いです。
いつの日か北京のお宅にお邪魔することを夢見て。
えぇ、機会がありましたら是非ご連絡ください。歓待いたしますよ。
今のところ模型関連で我が家(といっても旧宅)に足を踏み入れて完成品を眺めたり、作り掛けのキットをこねくり回したり、キットストックを引っ張りだしてきて箱を開けたりしたことのあるのはデモドリ氏のみです。w
高かったかなあ・・・
でも他の人の工事状況見るのって楽しいですね。是非是非続けて行ってください(汗)
日本円換算してしまうとこの値段は安いのでしょうけど、物価が違いますから。まぁ、所得格差が日本とは比べものにならないので一概にどのくらいの価値感覚かというのはいい難いですが、日本円に換算してさらに10倍するといいという人もいるくらいですからねぇ。こちらでは32000円っていっても結構高いのですよ。
続けろというからには、そっちもね。(圧