昨日は大変な大風で、町中黄砂、ほこりまみれで北京はもうもうとしてましたね。
一転、今日は少し風が弱まり、空もきれいな青空になりました。
先ほどのことなんですが、同僚と昼食をとりに行くとき、ふと彼が
「昨日のほこりはどこへ行ったんだ?」と。
私が「日本へ飛んでいったんじゃないか」と答えると、「うそだろ?日本まで飛んで行きっこないよ。途中には広い海があるし。信じられない。」と言う。
そこで重ねて本当であること、逆に砂漠化防止のために日本が貢献していることなどを説明すると、「あぁ、(中国)政府にお金渡してるんだろ?」と。
当然、お金だけではなく、砂漠化防止技術の供与や技術者の現地派遣なども行っていることを説明しましたが、まったくそんなことは知らなかった様子。
その話の流れで「対中円借款を止めるってニュース見たよ」と言われました。
もちろん、もともとの円借款の意義を説明し、経済格差是正もせず社会資本の整備も行わないくせに、ロケットを飛ばしてみたり軍事予算を増やしたりする国に実質上の援助を行う必要があるとは思えない、と説明しました。ある程度なっとくしたようですがね。
この同僚、アメリカに留学経験があり、私と同じ会社ですから外資に勤務しているわけで、比較的教育水準も高く、視野も広いはずだと思っていたのですが、この程度。
いや、別にバカにしているわけではありません。結局、この国では情報量が少ないか、偏っているのだということを再認識。
道理で反日がなくならないわけだよ。
ちなみに砂漠化防止への日本の貢献を説明したら、件の彼、「オマエのことを見直した」だと。
やっぱりわかってねーよな。あんたの身近にいる日本人が特別(いい人)なんじゃなくて、擦り込まれた日本人像の方が特別(悪い人)なんだけどな。
2006年03月28日
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