2010年08月30日

丁稚アップ

もう8月も終わり、夏も終わるんですねぇ。

中国にきてからこっち海に出かけるとか、プール行くとかこれまで自分ではデフォだった夏の過ごしかたととんと無縁になっちまいましたね。どこかでかけるったって山。

山方面もねぇ、まぁ涼しいっちゃ涼しいんだけど、やっぱりなんか盛り上がらない気が。


やっぱ問題はカミさんと娯楽・レジャー関係で噛み合わない点か。

こんなとこでボヤいても仕方ないんだけどね。


ちまちまとエンジン周り攻めてんですが、なかなかこう劇的な進捗にならないので似たような画像ばっかですがご容赦を。

507046.jpg

まずは点火プラグ。

面白いことに排気管の脇に点火プラグがあんですよ、このエンジン。そういえば300SLもシリンダーの脇にあったな。
当時はこれが普通だったんですかね。燃焼効率の研究が進んだおかげでヘッド付近で点火させるようになったんでしょうか。その辺の工学関係は疎いので想像の域をでませんが。

507047.jpg

キットには含まれてないパーツをひねりだします。

黒ランナーからドリルレースでそれっぽい形状に。エンジンヘッドの右側にこのパーツが付いてまして、ディストリビュータにつながってます。用途?知らん。www

507048.jpg

固定用バンドを洋白帯金から作って、根元を半田で溶着。

最初は瞬着で固定しようと思ってたんですけどね、上手くくっついてくれなかったのでやむなく半田で。半田使うと熱あたえるから本体のプラが影響うけるかと思ってやりたくなかったんですよ。

ま、うまいこと影響無しだったので結果オーライ。これは無塗装でいきます。素材感がそのまま出ててもおかしくないので。

507049.jpg

お次!

適当な径の真鍮パイプをこれまた適当な長さに切り出します。

507050.jpg

そこへ 0.7mm のドリルを通して、

507051.jpg

バイスでギュっと。

507052.jpg

軽く潰れたパイプに半田コートして、穴開け。

何に使うかっつうと

507053.jpg

プラグコードを通す管にしました。

これまた300SLと同じような方式ですね。あの当時はこれが主流だったのかな。
この方式だとモデラー的にうれしい点がひとつ。パイプに通したあと、出口から同じ本数のコードを出さなくてもいい。つまり間引きできるんですよ。剥き出しだと間引きするのもむずかしいけど、こうやって隠れてるとわかりゃしない。ww

507054.jpg

右側も同じようにして、更にさっき作っておいた正体不明のパーツも付けます。

それぞれコードをディストリビュータまで持っていきます。
本数?最終的には適当。ww

507055.jpg

あ、それと成り行き上作る羽目になったスロットルリンケージもやっつけときました。


・・・オーバースケールだけど。

どうもダメですね、こういうのは。43のフルディテとか作る人本当に尊敬しますよ。

507056.jpg

ここまできてふと「ボンネット閉まるんか?」と。

んなわけで更にパイピングしたエンジンをシャーシにマウントしてボディとあわせてみました。

507057.jpg

結果、すげーギリギリ。

これはもう最後の合体時に気をつけないとアカンです。下手すりゃボンネットの裏側削るレベル。

posted by ワタナベ at 18:55| 北京 | Comment(18) | TrackBack(0) | BMW 507 (Revell) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
今回一番驚いたことは、ペキモさんの使用してるバイスと全く同じ物を俺ちゃんも愛用してるというところである。松尾製作所の注意書きラベルでマジワロタ。

 エンジン、かなり良い雰囲気出てきましたな。エンジンマウントを少し下げたらイケるんじゃね?構造上1mm程度までなら大した影響も出なさそうですし。
Posted by @河童 at 2010年08月31日 00:52
私も事務長と趣味は合いませんね。
私が「海」といえば「家でテレビ」ですからね〜

古いエンジンの持つ独特の雰囲気は今回のパーツのようなものの積み重ねで醸し出されるんですね。
プラグコードカバーは高ポイント!
Posted by クラクラ at 2010年08月31日 06:40
うちも趣味やら娯楽にレジャーと全然合わないです。基本体育会系な自分にはついてけないとよく言われます(-.-;

質感といい雰囲気といい、いかにもエンジンらしくなってきましね〜。スロットルも自分から見ればバッチリな出来(^^)
Posted by 新米パパ at 2010年08月31日 10:04
ご無沙汰。
ちら見しておりましたが、金属加工が綺麗にいておりますな。
フロントグリルといい、エンジンのこの辺のディティールといい、実にうまくまとまってる。
実に雰囲気のよろしいエンジンだこと。

Posted by エル at 2010年08月31日 11:30
エンスーですね〜♪エンジン本体の質感!砂吹きですか?武骨な雰囲気がいい感じ♪リンケージもキラリアクセントになりそうですね。
丁稚アップ(?)はセンスが問われますけど、流石いいバランス!真似できる領域ではないですね。
Posted by haltica at 2010年08月31日 12:03
ぱっと見もっと大きいのかと思いましたが、0.7mmですか、ディテール密度も上がって、良い雰囲気ですね。
エンジンの塗装の質感も渋めで良いですなー
Posted by デモドリ at 2010年08月31日 12:44
@河童さん、

あれ?バイス同じの使ってるってのはオレちゃんの方では数年前から FAQ よ。そっちの模型部屋だったかスペース紹介記事で見覚えあったもん。

やっぱマウント削ってエンジン落とすか。後ろのドラシャとの接続に影響無ければいいけどね。
Posted by ワタナベ at 2010年08月31日 14:37
クラクラさん、

お、そちらもレジャー趣味は合わないですか。なんかねー、私の好きな方面行くと明らかに退屈そうにしてたり、飽きてたり、こっちも楽しめないんすよねぇ・・・。

今時のエンジンはカバーされてて整然としてますけど、古いのはやっぱ「ゴチャっ」とした感じすよね。プラグコードカバー(?)は実車画像でも結構ポイントなので外せません。
Posted by ワタナベ at 2010年08月31日 14:42
新米パパさん、

お、ここにも似たような家庭が。結構このパターンは多いのでしょうか。

エンジンは単体でみてるとやっぱおもちゃっぽいというか模型臭が抜けないすけど、エンジンルームに納めると粗がみえにくくなるのか、陰影が強調されるからか、なんかまともに見えますな。w
Posted by ワタナベ at 2010年08月31日 14:48
エルさん、

エンジン周りはともかく、グリルはどうなるか・・・。
っつーのも、作りなおしてないグリルの外枠はキットのメッキを落としてあるので、全体をメッキ調塗料で塗り直すことになるんですが、うまく違和感なくおさまるかどうか・・・。
Posted by ワタナベ at 2010年08月31日 14:50
haltica さん、

エンジンブロックは何重にも砂吹きしてます。1000番のサフ、マットブラック、アルミシルバーの順で吹き付けて最後にエナメルの黒でウォッシング。ヘッドカバーはアルミシルバーではなくメタルカラーのアルミニウムを使って、若干色を変えてます。

画像じゃよくわかんないけど。www
Posted by ワタナベ at 2010年08月31日 15:00
デモドリさん、

プラグコードが 0.5mm の半田線なのでその辺から逆算して 0.7mm ドリル。パイプ自体は 1.2mm 位かなぁ。忘れた。
テケトーな選択ですよ。

エンジンの塗装は上で書いたとおり。実はエキパイのほうが凝ってます。ライトガンメタ、焼鉄色、クリアオレンジ、スモーク+つや消しクリアとまぁなんだか色々塗ってみました。
Posted by ワタナベ at 2010年08月31日 15:03
おお、なんだかゴチャゴチャ感がとってもイイ感じ。
色と質感が素晴らしい!
構造なんて誰もわかりゃしませんって…
って、ここ覗いてる人はかなり厳しいかもしれませんが。
Posted by 43Street at 2010年08月31日 18:19
43Street さん、

スルーしようかと思ったスロットルリンケージ、圧により作りました。あの辺がゴチャゴチャするとキャブレターのモールドがちゃちでも目立たなくなるのでよかったです。

鋳造品っぽさを出すのはやっぱり24より大きくないと難しいですね。これを43でやるとかなりのスキルが必要ですもん。
Posted by ワタナベ at 2010年08月31日 18:34
思ったとおり、自作の森に迷い込んでますな…
自分であれこれ作ってみるとエンジンの構造とか仕組みも理解できたり、面白いですよね。
スパークプラグを横から刺してあるのは昔のエンジンは大体そうですよね。今でもバイクとかだと横にプラグあったりします。
最初に作ってる黒いパーツ、単純に考えてコイルじゃないんですかね?
エンジンヘッドにマウントしてあると言うのは、あまり見かけませんが…
私も模型でしかエンジンの構造とか知らないので、詳しいことはエンジニアさんに習わなきゃダメですねw
Posted by おひつじ@tak at 2010年09月01日 02:27
おひつじ@tak さん、

まぁ森っつうほど迷い込んだ感じはないですけどね。あれも作るか、じゃこれも、ってのはありますね。

黒いのイグニッションコイルですか。昇圧するためのものですよね。コードが一本しか見えないんですけどそういうもんですか。
Posted by ワタナベ at 2010年09月01日 18:02
こんにちは!
お久しぶりです。
いや,なかなかエンスーな雰囲気出たエンジン再現できてますね〜さすが!
正体不明の自作パーツは,最近の車のエンジンルームからは姿を消した,開磁式点火コイルですね〜!
ここから出てるコードは1本で正解なんですよ。
そのコードがデスビに入って,そこから各気筒へ分岐って感じですね。
Posted by ランナー at 2010年09月03日 13:11
ランナーさん、

解説ありがとうございます。さすが実車エンスー、よくご存じで。

開磁式点火コイルをキーワードにググったらヒットするのはバイクとジムニー。それだけ見ちゃうとジムニーの点火系って弱いのかと勘違いしそうなほど。ww
Posted by ワタナベ at 2010年09月03日 13:57
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