アタクシは就職してからこのかたいわゆる夏休みには全く縁がない生活を送ってましてね。
会社が製造業だったりすると生産設備の停止とかの関係で会社全体がお休みになったりしますよね。で、そういう会社とお付き合いのある営業さんなんかは出社しても相手がいないんじゃしょうがないから同じ時期に休みとるとか。
私ゃずーっと IT の技術系でやってきたのと、地方出身てわけでもなかったのでお盆に休みとる習慣がまったくないままこの歳まで来てしまいました。何回か転職もしてますけど、大体「有給に含まれてるから特に『夏休み』と呼ばれる休暇はない」ってのがパターン。
どっかに遊びに行きたいのは山々なんですけどねぇ・・・・
はい、今日は Racing43 に戻ってきました。画像多めです。

まずはバキュームの仮あわせ。フロントは付属のバキュームウィンドウでなんとかなりそうです。
糊代がほとんどないのでギリギリまですり合わせないといけないことになりますなこりゃ。
サイドウィンドウはキット付属のではまったく合いませんでした。フロントに比べたらほぼ平面で済みそうなのでまぁなんとかなるでしょう。先に書いとくと、マスキングテープを貼って窓枠をトレースして塩ビ板を切り出して貼り付けようかな、と。(ここらへんの「大丈夫だろう」って考えがあとで手戻りの原因になるんですかね)

で、本日のメイン。
ストラトスの特徴のひとつ、リアのシェード。キットパーツはご覧の通りメタルの一体成形。
もちろんすき間は抜けてないし、彫り込んで行こうにも厚みがスゴいので適さない。
ただね、サイズはどんぴしゃです。抜けてないことが気にならない人はそのまま使えます。

どうやって作るか大体アイディアが固まったので、まずは現パーツを計測。
さっきも書きましたけどボディパーツとの合いがいいので、これを基準にしない手はない。
ルーバー一枚の前後長が 3.2mm 、段差が 0.5mm でした。

最初は同じ幅の洋白帯金を使えばいーじゃーん、とか甘く考えてたんですけどそんな幅広の帯金は持ってなかったので、しかたない、自分で切り出しましょう。
0.1mm 厚の洋白板を取り出して、ノギスの片方をエッジに引っかけながらもう片方でケガキ線を入れていきます。最後は糸のこでケガキ線に沿って切る。
のだけど、めんどくさいのでクラフト鋏で切っちゃった。www ハサミで切ると板が反り返っちゃったりしがちですけど、発砲スチロールの台の上で金属丸棒なんかをゴロゴロ転がせば修正できちゃうので気にしない。

キット付属のパーツを台にして両端を折り曲げて余分なところをカット。
段差は 0.5mm あったので洋白板の厚みを差し引いた 0.4mm 厚のプラ板を瞬着で貼り付けます。これがスペーサーになってルーバーのすき間のサイズを保ってくれるわけ。

上の作業を繰り返して、四枚のルーバーを階段状に固定。
このままだとプラ板を外したらまたバラバラになっちゃうので、


サイドの裏側に 0.3mm の洋白線を半田付けして一体化します。

試しにあてがってみたら、うーむ、まぁ一発で作ったにしてはよろしいんではないでしょうか。

裏側をもうちょい強固にしようと思ったらかなりドバっと半田流れちゃいました・・・
あとでキサゲ刷毛使って余計な半田を削り落とすので大丈夫でしょう。
このあとアセトンにドボンして、スペーサーにしていたプラ板を外します。


もう一回作った方がいいかなぁ。
大体こういう自作パーツって2回目以降の方が綺麗にできたりするもんすよねぇ。1回目は手順確認で、2回目になるとなんとなく注意点がはっきりしてうまくできるようになったり。
つか、Racing43 のストラトスって結構な数でてるよね?誰かアフターでこのシェードのエッチングパーツとか作っててもいいと思うんだよなぁ・・・
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もちろんメーカーや取引業者は休みになるし、社員で休暇を取ってるのも多いんだけど、自分自身は毎年この時期は山盛り仕事を押し付けられ?田舎に帰省も出来ずにいますわ。
来週二日間だけ休みをくれ!と言ってはいるけど、そんなん無視するように今日も新たに仕事を盛られてるし…。
自作ルーバー乙。画像ではなかなか良い出来に見えまっせ〜。もっかい作るの?充分に見えるけど(^^;
ルーバーをサクッと作り直しちゃうとかスゲーし。
やり直すとしたら開口をもう少し地面と平行にするとかですかね。
ところでリアフェンダーの前に分割ラインってありましたっけ?
でも、見た感じ凄く良いですよ。作った本人は気になるところかな?
私はこういう自作部分は1回目の方が上手くいく方です。最初の方が丁寧にやるみたい。2回目は同じようにやっても再現できなくてショックを受けたりします。
で、持ち上げないでこんな風に張り付いてる個体もあるみたいで、間違ってるわけじゃないんですな。
折り曲げ部分がもう少し鋭角的だと雰囲気出るのかな?ちょっとヤスるだけでも良くなると思いますけどね。
なんだかずっと忙しい状態みたいですね。御愁傷様です・・・。
ルーバーね、微妙に気に入らないんです。今までだと「だいたい」でケリつけてきたけど、ここでもう一押しした方がいいんじゃないかって気がしてるんですわ。
Ohtoro さん、
ルーバーの上面を水平にすると開口部の高さが各 1mm 位になるんです。それだとちょっと変な気がする。でも「水平に」ってのも一理あるしなぁ・・・
リアフェンダー前のラインは実車画像確認して、必要なら消します。確か分割ラインではなくて、オバフェンを貼り付けてあるラインだったような気がする。
きよみさん、
1/24 だと私も自作なんかせずにエッジを薄くしておしまいですよ。1/43 だとどうしてもスケールのせいで薄々してもガタガタなラインになりがちですからね。金属板で作る方が簡単で綺麗なものができます。
複数作ると後の方がうまくいくってのは、例えば左右で同じ物が必要、なんて時に複数作ると感じることなんです。一発でスパっとできればそれに越したことないですよね。
おひつじ@tak さん、
このルーバー部分てなかなか形状、傾きを確認できる画像がなくて困ってます。大体斜め上からのショットが多いので水平なのか、スラントしてていいのかよくわからないです。実車を見られればいいんですけどねぇ・・・
確かに後ろに向かって若干スラントしているようですが、巻末のイラストは全て水平。 おひつじ@takさんのおっしゃるように個体差もあるようで、仕様を限定するとなかなかムズカシイですね〜
当時のイタリアンな連中がちゃんと空力考えてたとすればスラントしてるでしょうねぇ。水平にしちゃうとダックテールに辿り着く前に空気が剥がれちゃう。
そんな感じで理由付けて正当化しちゃえばいいんすよ(笑。
http://farm9.staticflickr.com/8302/7915526888_248f5b3ea2_o.jpg
あー、そのムック本、音頭踊って結局買わなかったんすよねぇ・・・。ストラトス本はアホみたいにたくさん持ってたので。
あ、今気がついたけどプチ・ガラージュに真横のイラストあったような気が。帰ったら見てみよっと。
@河童さん、
盆休みのないおいちゃん、元気?ww
言い訳はともかく、やっぱ微妙にスラントしてて正解な気がしないでもない。けど、どっちにしてももう一個作ろうと思ってる。ルーバーが微妙に曲がってるのでね。
おひつじ@tak さん、
はい、その仕組みは知ってます。キャブ調整のためにカウル全体ではなくルーバー部分だけが開くんですよね。んで、ついでにつっかえ棒入れてちょっと浮かせてるっていう。
個体によって上部のヒンジがルーフの上にあるやつもあるんですよねぇ、頂いたリンク先の画像だとルーフに埋め込まれてますけど。