2013年08月26日

フロントルーバー、ジャッキアップポイント

ども。今回の更新は画像大量にあるので普段とは違う構成でお送りしますよ。

Char050.jpg

まず、フロントのラジエターアウトレットのルーバー。
エッチングパーツで用意されているんですが、向かって右側のはなぜか今を去ること7年位前にエルさんがくれたストラトス用エッチング。当時キット持ってなかったのになんでくれたんでしたっけ?
エッチング試作したからあげる、てなノリだったんでしたっけか。

Char051.jpg

で、このエッチング、なんとルーバーが抜けてるんですよすごいですねー。
で、純正エッチングも切り離してどっちを使うかあてがってみて比較したんですが、純正の方はちょっと厚みがあってそのままだと浮き上がってしまい、はめ込む部分を彫りさげないといけない感じ。
なのでエルさんに貰ったエッチングを使うことに。

Char052.jpg

とはいえ、これも無加工ですんなり付くわけではなく。

左右が微妙に広いので横を彫りました。まー、これはなぜか純正エッチングも同じなのでどっちにしてもやらないといけない作業だったのですがね。

Char053.jpg

で、ちょっと広げすぎたのでパテで埋めるという手戻りみたいなよくわからないスパイラルに。wwwww

まだまだ続くよ。
ここからが今回のハイライト。

Char054.jpg

資料にしている Car Magazine の記事中の1ショット。
「Gr.4 カーの特徴のひとつ」とかわざわざ書かれていて、これ、何かの挑戦状ですか?的な。

そのジャッキアップ・ポイントをなんとかしないといけません。

Char055.jpg

キットの方はこんな感じで筋彫りでお茶濁してるんですね。
どうせ使えないからパテ埋めしちゃってますけど。


Char056.jpg

取り出しましたる真鍮角パイプ。
これ、いつだったか(今年の正月?)に買っておいたんですよねー。
ここで使えるかどうかはわからないけど、持っていて損はないだろう、程度の考えで。

Char058.jpg

そのままだと断面が非常に厚いので棒やすりでできるだけ薄くします。
画像撮ったあとも更に攻め込んだので実際はもっと薄くしますよ。

Char057.jpg

適当な洋白板にドリルで穴を開けて、角棒やすりで穴を広げながら四角い穴に整形します。
画像は穴を開けたりしてガタガタになってしまった開口部を綺麗にするために、プラ板に瞬着で仮り止めしてペーパー掛けしてるところです。

開口部分が綺麗な四角である必要はありません。角パイプが「だいたい」通ればいいのです。

Char059.jpg

で、ボディ側にデカい穴を開けちゃいましょうねー

これも角パイプが通るサイズならいいんです、四角じゃなくても。
なぜならどうせ洋白板で目隠しされちゃうからなんですね。

Char061.jpg

そこへマスキングテープを貼ってボディ側に半田が流れないようにして、角パイプを差し込んで洋白板をあわせて半田付け。

そう、ここで半田付けするから洋白板の穴はきっちりじゃなくてもよかったんです。

Char060.jpg

できあがるとこんな感じ。

ちょっとオーバースケールかな。でも、まぁ、これでいい事にします。
このジャッキアップポイントは、リアのルーバーと並ぶ山場だと考えていたので改造の峠は越えた感じですかね。
posted by ワタナベ at 12:41| 北京 | Comment(11) | TrackBack(0) | Stratos Chardonnet `75 TdC (Racing43) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
エルさんのエッチング素晴らしいっすね。
さらにボークスで入手した角材の使いどころもグー!
Posted by デモドリ at 2013年08月27日 10:25
デモドリさん、

エルさんのエッチング、2台分入っていたのでまだ一台分残ってますよ。しかも Gr.5 にも使える左右フェンダー上のルーバー付き。要りますか?

角パイプ、もうちょっと小さい径だったらよかったかも知れません・・・・
Posted by ワタナベ at 2013年08月27日 14:14
同じ雑誌を買っていて気になっていた部分でした。
ハセガワのキットも再現されていないですよね。
こういう細かいディテールアップって全体の雰囲気に影響あるんだけれど、ついサボっちゃう部分でもあります。
完成が楽しみです。
Posted by きよみ at 2013年08月27日 21:20
ジャッキアップポイントの存在は知りませんでした。手持ちの資料画像見てみても、低くて内側に巻き込んでいる位置なのでほとんど写らないんですね。
ここが改造の山場と見込んでいたとは、目の付け所がマニアック!私なら気が付いても突起だけ付けてごまかしてしまうかも・・・。
山越えたということで、今後の進捗期待してしまいます!
Posted by おひつじ@tak at 2013年08月28日 01:18
ウラシマやわ〜。こんな角パイプとかあるんやね。
つ、ワシ、自分がどういう素材をストックしてるかさえかなり失念気味。

 そういや、エルさんは一時期エッチングにハマって色々ヒネり出しておられましたなぁ。
Posted by @河童 at 2013年08月28日 10:08
きよみさん、

ハセガワのキットはストラダーレを持ってるだけで、Gr.4 は作るどころか積んでもいないんですがそうですかスルーされてるのですか。
43 だとあまり詰め込み過ぎてもいけないのでここはスルーしてもいいのかもしれませんけど、あの雑誌のキャプションに煽られてしまいました・・・ orz


おひつじ@tak さん、

私もこのジャッキアップ・ポイントの存在は今参照してる雑誌みるまで気がついてなかったですよ。
いちおう峠越えたはずなんですけど、次々アカン箇所がみつかってしまったので、まだまだ塗装にとりかかれません・・・


@河童さん、

最初は洋白帯金を曲げて自作することも視野にいれてたんですが、たまたまこんな角パイプを見つけたのでね。私は素材よりも挽き物とかメタルの小物パーツの在庫状況がさっぱりですわ。引き出しに全部ぶち込んであるので、いちいち全部引っぱりだして確認しないとわからない状況すわ。
Posted by ワタナベ at 2013年08月28日 12:06
おやおや随分懐かしいものをお使いかと。
これもたくさん作ったんですよ。試作品も兼ねて厚みを変えたりとかして何種類か作りました。
私はストラトスのキットをみんなにあげちゃったから、結局使うことはなかったんですけどね。
Yoshitaka殿にもあげたような気がしますが。
是非是非綺麗にお使いくだされ。
まだあまっているので、必要な方は如何?
Posted by エル at 2013年08月28日 14:47
エルさん、

もったいないお化けがでちゃうから、こういうのはいつまでもとっておくのです。
前の記事でも書いたけど、リアシェード部分をエッチングにしたらモノ凄く喜ばれたんじゃないかと思うんですけど、それはやらなかったのね。
Posted by ワタナベ at 2013年08月28日 17:21
そうなのよん。そっちは元々できの良いものが合ったんで、これだけだったのです。今度作ろうかな・・・
それより、も少し暇になったら、模型再会するんでよろしく!
Posted by エル at 2013年08月28日 19:14
ルーバーはやっぱり抜けてると一味違いますね。細かいのに素晴らしい。

角パイプとか、「ここに使うもの」ってリサーチしないと買えないですが、用意周到というかこれまた素晴らしい。
Posted by Ohtoro at 2013年08月28日 21:06
エルさん、

お、あのエッチングは Racing43 用ではなかったのですか。それとも Racing43 のストラトスでもモノによってはリアシェルフがきちんとしてるのか。
模型再開待ってますよ。


Ohtoro さん、

抜けてるエッチングという素晴らしい素材があってもきちんと使いこなせてるのか微妙・・・orz

素材関係は「とりあえず揃える」のが本当は正しいのかもしれません。エバグリ揃える気には全然なれないですけど。
Posted by ワタナベ at 2013年08月29日 11:03
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