
先日、うちの奥さんがどっかからもらってきた 1:18 のダイキャスト・ミニカー。
メーカーは Paudi ってとこ。完成品ミニカーはとんと疎いのでよー知りませんけど、有名なんですか?
車種は Inifiniti QX50 。これね、

ありとあらゆるところがパカパカするの。
画像じゃ反対側なのでみえないけど給油口も一応可動します。ドアミラーも折り畳めるのね。
あと、前座席がスライドしたり、ステアリングを回すと連動してフロントタイヤが左右に 15 度だけだけど動く。センタコンソールの物入れも蓋があき、リアトランクの底板がマグネット固定で外すとテンパータイヤが取り出せる。

塗装も結構しっかりしてて、内装はご覧の通り。
今時のミニカーって凄いんですねぇ・・・。一通りいじり回して感心することしきり。完成度の高さにも圧倒されました。自分の作ってるのはいったいなんなんだろうか、とまで。
でもね、愛着が湧かないんですよ。10分位したら飽きちゃう。
そもそも車種が自分の興味のないものだから、ってのもあるんでしょうけど何度も手に取って眺めたいとは思わないんですよね。
自分で作ってるのはここまで完成度高くはないけどずっと愛着ありますし。
ま、ときどきこういう完成品を見てベンチマークにするのもいいかもね。ST27 のガレキ作る時ミニチャンプスを越えるのを目標にしてたし。

こないだの記事ですったもんだした部分はこの通り、穴埋めしてすっぱり面イチにしてあります。
このコーダトロンカっての、周りに縁どりがあるとめんどくさいっすねー。きれいに面をだすのに縁どりが邪魔で邪魔で。スポンジペーパーの一番粗いやつ(赤)で処理しました。
前回は「さっさと赤くしたい」と焦ってたんですけど、ここに来てなぜか焦らずやれることをやりつくそうという気になりましてね。

まずはここ。
左サイドウィンドウにダクトが後付けされてるんですが、キットはこのダクトも一体で抜こうとしたせいでサッシ部分を延長した形状にしちゃってます。
ダクトの再製の手間を惜しんでスルーしようかと思っていたんですが、

スパっといっちゃいました。
ダクトを削り取った後、定規をあてつつ筋彫り用タガネで何度も何度も筋をいれて切り離し。

ちょっと違う話になるんですが、付属のエッチングはこれだけ。
ライトのリム、フロントグリルエンブレム、あとワイパーだけ。
サイドウィンドウ前半にあるサッシがついてないんですな。

というわけで、0.4mm の洋白線で現物あわせしながら自作しますよ。
これ、最初は赤く塗装したあとにやればいいや、と思ってたんですけど、やっぱこの段階でやっておくべきですね。当てては曲げ当てては曲げするので塗膜傷める可能性高いですから。

丸線のまんまだと不自然なのでペーパーと棒やすりを併用して表と裏を平にしました。
なんか期せずして Studio_Rosso さんと同じことやってたのよねー。
精度は段違いだけど。orz
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作ったモノの方が愛着出る感じ、わかりますぅ。
でもフル開閉かぁ…。
リアはエッジごと削り落として面出ししてから縁を再生、とか既に綺麗に仕上がってますけど、サイズ考えるとどれほどの苦労があったか想像に難くないです。
本題の(?)サッシは洋白帯金のハンダ組みもよく見かけますけど、手数と強度考えると曲げの方がメリットあるんですかね。あ、もしかして幅優先の選択肢かな? 0.4幅の帯金ってなかなか無いですもんね。
しかし1/18とはいえ最近のミニカーはスゲー
まあ向こうは工業製品、需要があれば精度はいくらでも上がりますし、こなた手作りの手芸品、別の趣味・別の楽しみだと割り切ってますけどね。
むしろこれだけ完成品模型の完成度が高くなっても手作り模型を続けていられることが、逆にこの趣味の存在意義を再認識させてくれるかなあと。
自分で色を塗って組み上げた模型は、たとえ素組みであってもいつまで経っても愛着が薄れません。プロの完成品と違って値段が付くわけでもないですけど、だからこそプライスレスの価値があるんですよね。
細かい工作、参考になります。付属のエッチングパーツが素朴で笑える・・・と思ったら、自分のトロンのキットにはそんなエッチングパーツすら付いてない・・・グリルとかどうしろとwまあ、自作したほうが立体感出ますわな。これぞ手作り模型の楽しみ・・・ヤレヤレ
私ゃこれまで SUV と C カーには興味もったことないんですよ。理由はわからない。なので FX50 裏作ってのはありえないすよ。w
洋白帯金の半田組みかぁ、考えたことなかったですね。サッシなんかは出来るだけ少ないパーツ数で組みたいんですよ、特にこれの場合「コ」の字形で一筆書きが可能なんでね。継ぎ目の処理とか面倒だし。どっちにしてもこれまで深く考えたことなかったな。
おひつじ@tak さん、
この完成品、1万円台前半で買えちゃうみたいなんですよ。コストパフォーマンスはものすごいなぁと感心します。自分で作ったものはそんな値段で売れないけど、途中経過の楽しみも含まれてますからね。他人とは共有できない価値が内包されてる。
(ま、口の悪い、作らない人から言わせれば負け惜しみ扱いでしょうが)
付属のエッチングも、サイズが合わない、のっぺりし過ぎなどなどの理由で結局そのままでは使えないパターンが多いですから、エッチングが付属してなくてもいいんじゃないですかね。
グリルも洋白線で組んだら立体的でかっこいいし、それほど手間でもないと思いますよ。
呼ばれて飛び出しました!(笑)
ダイキャストの完成品のお話なんですが、最近は良い完成品が多くなりましたね。どこのメーカーかわからない様な物でも良いモデルが存在したりします。
でもね完成品は量産が可能な人気車種しか作れないんですよマイナーな物まではカバー出来ないんです。
人の好みは色々ですから無い物はやっぱり自分でつくると言うのが楽しいんじゃないですかね。
僕はたまたまそれが仕事になっちゃったんです。
召喚したつもりはなかったんですが、ありがとうございます。w
「マイナー車は製品化されない」、そうなんですか。完成品ミニカーの世界は詳しくないのでよくわからないですけど、私あたりが所有し(作り)たい車種・仕様なんかは大体完成品で売られてたりするので、消沈気味です。
「作る」のが楽しいってのはその通りですね。上でおひつじ@tak さんがおっしゃってる通り、値段には換算できない価値がそこにはあります。