忙しいっちゃぁ忙しいんですけどちょこまかと作業してはいたんですけどね。
なんていうか、更新するのがめんどくさかったというか、進捗がそれほど際立ってなかったというか。
もう夏なんですねぇ・・・・

タイトルの「吹き出し口」、かなり前の更新でダッシュボード上に付いてる曇止めの吹き出し口なんですが、参考にした実車画像を見るとメッシュでもなければ2、3枚の羽によるものでもないことが判明。
どうやって再現するか悩んでたわけですが、「エッチング使えないか」というコメントを頂いたので手持ちの中でそれっぽいものを探したところ、この鉄道模型用のエッチングがそれっぽい形なので使えないかなぁと。
まずは「ポンチで丸く抜いてそのまま貼り付けりゃいいじゃん」とか思ってやってみたら、形が歪んでしまってまったく使いものにならんかったです。まぁ当然の結果。

その後はずーーーーーーーーーーーっと「どうやったら使えるかなぁ」と考えつづけ、一時は「もう穴空いてるまんまで諦めようか」とさえ。
考える事数日、思いついたのは「真鍮パイプの先端に半田付けして、モーターツールで回転させながら余計な部分を削り取ればいいんじゃね?」ってアイディア。
ところが問題はダッシュボードに埋め込んだパイプ。何しろ真鍮パイプを既に埋め込んでしまっていて、瞬着でガッチリ固定してあるのでこれを外してエッチングを半田付けするのは無理。
また考えること数日。埋め込んであるパイプより一回り小さいパイプで半田付けして、それをそのまま埋め込めばいい事に気がついた。で、上の画像はパイプのサイズを確認してるところ。

やってみた結果、
・・・
使えそうだけど使えないかもっていう微妙な感じ。
なので、もう一回作りなおしてます。

こんな感じでパイプにまず半田を付けておいてエッチングの上にパイプをのっけて加熱。
って言うのは簡単なんだけど、やってみると恐ろしく難しいです。なにしろ、

このエッチングのすき間は 0.1mm 位なのでちょっとでも半田が多いと簡単に目が潰れちゃうのですよ。
これだってパーツの下に写ってるのはピンセットの先端ですよ?プライヤーの先端じゃないんですよ。
この後できる限り余計な半田を吸い取ってますけど、あまり吸い取り過ぎると今度はパーツが外れてしまうので、程々なあたりで止めておきます。

で、今はキサゲ刷毛で最後に取りきれてない半田をちまちま削ってるところです。
根を詰めてやると早々に諦めてしまいそうなので、1日で数分程度作業するのを毎日繰り返してる所です。なのでこれが仕上るのはまだしばらく先になりそう・・・。
【関連する記事】
パイプの先端に付ける事に拘らなくてもいいのでは?
例えばですけど、焼き鈍したエッチングを先端丸めた棒とプラ板に穴開けた治具で挟んでお椀状に成形し、丸く切り出したものと極細線リングと組み合わせる。など。
実車写真見るとリングが目立つのとダッシュボードの面上の位置関係に見えるので。
(←本音は再現しなくてもw)いいんじゃないかと思うほどの細かさ。
・・・何か簡単にできそうですけど、確かにいいアイデアが浮かびませんねぇ。それこそ多少径は違うかもしれませんが、鉄道模型Nゲージのタイフォンのパーツとか使えそうに思います。
記事中の説明がわかり難かったかもしれませんけど、パイプの先端に付ける事に拘ってるのには理由があります。まず、綺麗に円形に切り出すのにモーターツールに噛ませる土台が必要なこと。画像では大きく見えるけど、ものすごく繊細なエッチングなのでモーターツールで回転させながらペーパーで整形したいのです。
もう一つの理由は、実車写真で目立つリング部分を既に埋め込んであるパイプで表現して、その内側に更にこのエッチングを填め込みたいのです。その高さ調整のためにもエッチングの下にパイプが必要なのです。
お椀状にすることは考えました。ツイッターで「矢坊主欲しい」って書いた事あったんですけど、あれはまさにこれを想定してのツイートだったんです。でも、モノが小さすぎるので弯曲させる意味がないという結論に達しました。
Yoshitaka さん、
再現しないで穴のまんまだとこれはこれでちょっと目立つのでなんとかしたいんですよねぇ・・・
手持ちのタイフォンのロストワックスパーツなんかはみんな蓋付きだったり、どっちかっていうと旧車のガソリンタンクの蓋みたいな形状なので、ここには使えないんですわ。