2016年11月10日

暫定的フィニッシュ



昨日は米大統領選挙があったので色々なところでその話題で持ちきりだったわけですが、あえて関係ない動画を貼ってみたり。

この動画を見てて思うのは、レギュレーション、テクノロジー、時代背景やらの変遷によって F1 も形を変えてきているわけですけど、どの時代の F1 もカッコいいと思うのですよ、ただし 2009 年以降のを除いてなんですが。

当初の小羽根なし、フロントウィング幅広、リアウィング幅狭もそのうち見慣れるかと思いきや、私はいまだにアレが不恰好にしか見えなくて全然ダメなんですわ。もう長い事レースも観てないですねぇ・・・

一体いつまであれが続くんだろう。

さて先月もう一回更新できるかと思ってたところ結局断念しました。というのもサイドウィンドウの作り直しを余儀なくされたから。

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そのサイドウィンドウにはパカパカ開く小窓が付いてますが、これをキットで表現するのにはどうしたもんか、と。もともとのキット・パーツには「うっすら」とスジが付いてるんですよね。

現実的な方法としてはやはり罫書き線を入れるしかないのかな、と。てなわけでプラ板でテンプレートを作るべくマスキングテープを貼って、その上にざっくりとアウトラインをトレースしておきます。

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で、バキュームパーツを切り出してあててみるわけですが、これがねぇ・・・キット付属のこいつ、なぜか後端の曲率が合わないんですわ。

前側はうまく合ってるんですけどね。これ、裏からプラ板で糊しろというか張り出し部分付けた影響なんでしょうか。

そう、ここで計算狂っちゃったわけ。


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最初はフロントウィンドウの型と同じく、石膏でとった複製に型想いあててメス型作って、更にそこにポリパテ充填して型を作ってたんですが、その方法だと表面を整えるのに手間がかかるんですよね。フロントの場合は三次曲面になるので難しいけど、サイドなら二次曲面なので金属板から作り出す方が簡単だと気が付いて、0.2mm 厚の真鍮板で型を。


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とはいっても途中までやってたポリパテ型も無駄にはなりません。

金属板一枚ではバキューム絞るときの圧力に負けて曲がるし、型にもある程度の高さがないとうまく絞れない。というわけで途中で断念したポリパテの塊は土台として再利用。
金属板とポリパテの表面で曲率が違うことも考えられるので接着剤代わりに割りとたっぷり目に盛った黒瞬着を間に挟んでます。ポリパテの方に盛ったあと金属板をふんわり乗せる感じ。

ペーパーで凸凹を均したあとピカールで磨きだしてます。

917118.jpg 917119.jpg

で、ズバっと抜いてみる。

ポリパテの土台に逆テーパーがついてたのか絞ったあと型が抜けてくれなかった・・・ w


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一発目のフォーミングパーツをあててみると、向かって右下の方にブツブツが若干あるのはまぁ再度絞ればいいとして、全体的に均一ではなく一部波打ってる感じ。

これはもう型の表面処理の問題なので、もう一度ペーパー掛けからやり直し。表面が金属板だとこういうやり直しも気分的に楽ですね。

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で、磨き直した型でズバーンとまた抜く。実際、これは3度目なんですけどね。
2度目のヤツは熱し方がイマイチだったようでキレイに抜けず、ボツ。


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イけそうなパーツが絞れたので罫書き線入れる作業。

またまた大活躍の石膏の複製型。ここに両面テープでウィンドウパーツを貼り付け、更に一番最初にトレースしたマスキングテープから更にトレースしてプラ板で作り出したテンプレートをこれまた両面テープで貼り付け。

ピンバイスに虫ピンを咥えさせてテンプレートの外周をなぞって罫書き線を入れます。

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一枚のテンプレートで裏表ひっくり返して使ったので左右のサイズは同じはず。

実車の雰囲気からは遠いけど、1/43 というサイズ、自分のウデを考えたらこれでヨシとしたい。


というわけで暫定的に完成です。

917127.jpg 917126.jpg 917125.jpg

ホントはヘッドライトカバー周りに黒い縁取りを入れて完成となるわけですけど、ここにはハセガワのつや消し黒フィニッシュを使いたいのですがあいにく手持ちにはない。なので来月日本へ行った時に買って帰ってからやろうと思ってます。

あ、ところでバキュームの型、欲しい人とかいますかね。
私はおそらくプロバンスの 917K 作るのはこれが最初で最後だと思うので、型を持ってても仕方ないんですわ。「ワタナベが作った型そのままじゃオレのクオリティには届かんわい!」なんてこともあるかとは思いますけど、1から作るよりは楽だと思いますよ。
posted by ワタナベ at 10:47| 北京 | Comment(9) | TrackBack(0) | Porsche 917K SPA'70 (Provence) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
昔はライブで見てたけど最近は録画でしかも早送りだったり、途中つまらない展開(メルセの独走)だと結果見て終わりみたいな感じ。
来年の大きなレギュ変更(ワイドタイヤやウイングの拡大)でどうなるかだけど、とにかくあの異常に細長いスタイルが模型にするとほんとカッコ悪いから。
今年の日本GPも観客席ガラガラだったけど、バカみたいに高いチケットのせいだけじゃないと思う。

暫定完成おつです(^^)
なるほどこんな開口部になってるんですな。962Cも丸穴が3、4つあるけど、雨天とか気にならないいんですかね?まあF1だって雨浴びながら走ってるんだから平気か。
来月拝見させて頂くの楽しみにしてます。
Posted by 新米パパ at 2016年11月10日 13:19
新米パパさん、

もうなんかレギュレーション変えても一度凋落傾向になって歯止めが効かない感じもしますね。

917K は開口というか、前側にヒンジがついててパカっと開くんですよ。なので雨の進入は最小限かと。多分あそこにパッキンなんてないと思うので。
Posted by ワタナベ at 2016年11月10日 14:54
レギュ変更&バニーチェンジで少しは変わるのかな?
見てないのは同じですけど。

完成おめでとーございます。
上手くできる自信がなかったのでスルーしましたけど、やはり罫書きの効果は高いですね。
工程の詳細記事にするのは大変ですが、訪問する側としては「イイネ」したくなりますな。
見習わないとw
Posted by Ohtoro at 2016年11月10日 18:25
私はプレスしかやったことがないので、ウィンドウのバキュームって憧れの作業だったりします。
そのときはエポパテを使いましたが、金属板の型も興味あります。これって叩いてるんですか?思ったよりも薄い板を使っているようですが、手で曲げるのでしょうか?

最近は気力がないので、難しいことは出来ない(やらない)けれど、これは面白そうなので、知っておきたいです。
Posted by きよみ at 2016年11月10日 21:30
Ohtoro さん、

もうね、私は上達するとか人様に見せても恥ずかしくないものを作るとか、そういうのは諦めたので色々やって他の方々がそれを見て「自分でもできそうだな」とか思ってもらえれば御の字だと考えてます。
Ohtoro さんとかが同じことをやったらもっと丁寧でキレイにできたりすると思いますよ。


きよみさん、

曲げ方はサイズにもよると思います。割りと大きなサイズをきれいに曲げたいならゴム板とかを敷いた上で金属丸棒かなんかを押し付けながらゴロゴロ転がして曲げるのがいいと思います。
今回のこれはサイズが小さいので指で曲げました。

参考になるでしょうか。
Posted by ワタナベ at 2016年11月11日 10:25
完成乙です。
マジメにバキューしていスゴイです。
もうそんな根性は無いです。
私の917は全てスルーしております。
Posted by デモドリ at 2016年11月11日 16:49
デモドリさん、

キット付属のバキュームはあんまりキレイじゃなかったんですよ。なんていうか、型の表面に油でもついてたんじゃないか?って思うような若干ざらざらした感じで透明感がイマイチ。

他の人達のを見てたら「やっぱこのままじゃさすがに恥ずかしいかなぁ」と思って重い腰あげただけです。
その証拠にとりかかるまでにモノスゴ時間かかってますし。
Posted by ワタナベ at 2016年11月11日 17:04
完成お疲れさまです!
Ohtoroさんが917のハードル上げちゃいましたからねぇ!
忘年会で作品見るの楽しみにしてます。
Posted by こいで at 2016年11月12日 06:59
こいでさん、

私にとってあ Ohtoro さんだけじゃなく知り合いの皆さん全てがハードル上げてる要因ですよ w

花見会で進呈されたキットを忘年会でお披露目できるよう間に合ったのでホッとしています。
Posted by ワタナベ at 2016年11月14日 10:24
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