いや違うんですよ奥さん!
台風が通り過ぎてからの日本はなんかものすごく涼しいそうで。こちら北京は例年とはちょっと違って雨が多くて蒸し暑いです。普通は乾燥してて真夏でも日陰に入って微風でも吹こうものなら「すごし易い」と感じるような気候んですけどね。
先週は深センにちょっくら出張に入ってきたんですが、これがまぁ疲れました。
ある緊急の用事ができてしまったので2泊3日の出張を急ぎで入れたんですが、北京から深センは3時間のフライトで着ける、しかも国内便なので入出国審査なんて時間かかる手続きも要らない、ということで正味丸2日は仕事できるつもりだったわけです。
が、
初日、朝6時に家を出て8時半のフライトで北京を出まして、これはまぁ順調だったんですが、深セン近辺まで来た段階でアナウンス。
「激しい雷雨のため、広州白雲空港に向かいます」て。orz
深センと広州間は100km以上離れてるんすよねぇ・・・
このアナウンスがあったのが11時半過ぎ。白雲空港に着陸したのは12時過ぎ。ところがこれが緊急の迂回着陸なもんですから、ターミナルには止まらずずーっと離れた、周りには貨物便しかいないような端っこに駐機。そのあとバスの迎えでターミナルに入ったのは1時半。
ここからどうやって深センに向かうかはそれぞれの判断に任せるってことで、選択肢は三つ。
1機体自体はどっちにしても深センに戻さないといけないからそのとき一緒に乗っていく。ただしいつ出発するかはわからない。
2白雲空港から深セン空港まで直通バスがあるのでそれに乗る。所要時間は2時間半ほど。
3広州駅まで行き、そこから鉄道で深セン駅まで行く。
1は時間が確定してないのでなんとも言えない。
2は直通バスがでてる頻度がわからないので単純に所用時間が2時間半とは限らない。しかも自腹。更に空港からホテルまでタクシー30分位。
3は空港から広州駅までの所要時間がよくわからない、おそらく30分位。広州−深セン間は1時間。深センからホテルまではさらに地下鉄で40分ほど。これも自腹。
というわけで多分2と3のどちらも最低4時間は覚悟しないといけない、と計算。
どっちにしても預けた荷物を受け取らないことには移動できないので荷物を受け取ってから決めることに。ところがこれまたイレギュラーな着陸だったせいで通常の荷物受け取り場ではなく、規格外大型荷物預け所まで連れて行かれて待つこと1時間近く。やっとこ荷物を受け取ったのはすでに3時ちょっと前。(えぇ、メシ喰ってませんよ)
予想以上に時間かかったのでまずフライト時間が確定したか確認にカウンターへ行くと「3時半に出発する」て。急いでチェックイン、ボーディング・パスを受け取るもカウンターが単なるチケッティングカウンターだったので荷物を預けられず、セキュリティチェックでコンタクトレンズの洗浄液と整髪料をボッシュート。
搭乗口までたどり着くと3時20分、そして誰も客らしき人影が他にいない。一瞬「乗り遅れたか?」と焦る。
まぁ、結局は後から二人ほど現れたり、搭乗口にいたクルーから「迎えのバスが後から来るので待ってて」とか言われたりで安心して待ってたんですけどね。
なんだかんだで離陸したのは4時過ぎ。通常20分くらいに飛行時間で着くんですが、同様に昼頃の雷雨の影響で離着陸スケジュールが大幅に狂っていたらしく、右旋回左旋回を繰り返して時間調整しまくりで、着陸したのは5時過ぎ。
空港を出てタクシーでホテルに向かうも、今度は帰宅時間とバッティングして渋滞に巻き込まれ、ホテルにたどり着いたのは6時半頃。疲れました。
おまけに帰りの便もこれまた北京が雷雨ってことで搭乗してから機内で2時間待機させられましてね。こなすべき仕事も80%ほどしかできなかった上にクタクタになって帰ってきましたとさ。
ちなみに帰ってきたその晩、家に着いたのは午後8時半。そのあと10時から電話会議というこれまた疲れる日でした。
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