中国人の友人感覚、っていうかコネ感覚って日本人とは全く違う。
まぁ、「そんなことは知っている」という方もいるでしょうけど、今日はそんな話。
私の会社の同僚(中国人)が、ある日突然、
「Invitation Letter(招待状)、くれ」と。
いや、当然「はぁ?」。何の招待状なのか聞いてみたら、日本へ個人旅行で行きたいのだ、と。
今、中国人の日本への個人旅行のためには、VISA 取得の必要書類として招待状(招聘)やら滞在スケジュールやらがあります。
どうやら彼は VISA 取得に招待状が必要だということはどこかで知ったようなのですが、もっと肝心なものに気付いていない。それは、
所得証明書。
招待する日本人が所得証明までとってそれを VISA の申請者に渡すわけですよ。生半可な関係じゃ抵抗ありますよね。もちろん、これは渡航者が資金が尽きたときでも招待した人が責任持って送り返せる資金力があることを証明するためです。なので、中国にいる私は招聘人にはなれません。それを説明したところ、
「じゃ、誰か探してくれ」
orz 。見も知らない中国人のためにわざわざ招聘人になってそんなめんどくさい書類を用意してくれるお人よしなんかいるわけないじゃないですか。
いや、確かに彼はきちんと中国に戻って来るような人間なので、不法滞在とかの心配はないんですけどね。
彼(中国人)のロジックでは、
ー私は彼の友人だ。
ーだから、私が手伝うのは当然だ。
ーその私が自分の友人のなかから誰か頼む人を見つけるのは当然だ。
ー頼まれた私の友だちは、私の頼みだから引き受けるのは当然だ。
実際、このパターンは多いです。見も知らない人のために何か便宜を図るというのは普通にあります。でもなぁ、それをオレに適用するなよ。
ちなみに彼はアメリカに留学してた経歴をもっているんですけどね。
どうも、自国文化と他国文化を切り離して考えることができないようで。
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